2010年06月22日

乳腺炎になった原因・育児の理想と現実

5月〜6月は木の芽時から入梅にかけて、昔から体調を崩しやすいと言われていますが、私も例外に漏れず・・・。
ちょっと前になりますが、5月末から6月頭にかけて乳腺炎になり、しんどい思いをしていました。


授乳のたびに左胸だけビリビリ痛むなぁと思っていて、気がついたら石のようにコチコチになってしまった私のおっぱい。
いつも上からしか見ていなかったので、気づかなかったけど乳頭の下部分に白ニキビのような白斑ができてしまい、乳管がそこで詰まっているのは明らかでしたが、押しても出ないし激痛。
そのうちに、体が熱っぽくなり怠くてしんどくて何もできない状況に。

私の症状の場合、ホメオパシーのレメディのBryonia(ブライオニア)が合っていたようで、レメディを摂り、翌日になると胸の張りが治まりましたが、時間が経つと元通りにカチカチになり根本治癒までいかないので、耐えられず出産した助産院の院長さんにSOSの電話。

「明日来れる?」と言われ、電車で1時間の道のりでしたが、「行きます」と即答。
翌日、里帰り出産の時にお世話になった助産院にたどり着きました。
院長先生は一目見るなり
「これはひどいね〜、痛かったよね〜、つらかったよね〜」
と言ってくれて、なんだか涙が出そうになりました。


「原因は疲れね」

と院長先生から鋭く指摘されました。

思い当たることは保育園に息子を通わせるようになったこと。
自然育児系のいい保育園に預けられると安易に喜んでいたのですが、甘かった。

確かに素晴らしい保育園なのですが、そこに通わせたいがために片道自転車で20分の道のり。

ちょっとくらい遠くてもと思っていましたが、毎日のこと。
朝送って、家に戻って、また迎えに行って、息子を連れて帰宅。これだけで片道20分×4回=1時間20分。
しかも最初の頃は息子が私から離れるとずっと泣いていて、慣らしの短時間保育の期間が長かったから、預けたと思ったらもうすぐにお迎えの時間で、往復の自転車だけでかなり消耗しました。

そして、預ける準備の大変さ。
その保育園は、0歳でもおむつはせずに、パンツとズボンで赤ちゃんの股ぐりをすっきりさせて、いっぱい運動させて、オシッコしたら毎回着替えさせて濡れた感覚を養ってくれる方針。自然にのびのびと遊ばせるために、どろんこ遊び、水遊び、手づかみ食べをさせて、汚れるたびにじゃんじゃんお着替え。そんな園の方針は息子のために本当に有りがたいと思うのですが、洗濯物の山・山・山・・・。
大量の洗濯物を毎回洗って干して、たたんで、よだれかけやタオルと揃えて園に毎回届けるのは、慣れるまでは(今も)大変。

そして連絡帳書き。
大学ノートにびっしり書いてくれる先生から、
「お休みの日の様子も全部書いてくださいね」と言われるのは、息子を丁寧に見てくれる姿勢が伝わってきて嬉しいし、成長記録にもなるし良いことだと思うのですが、これもそれなりにちょっとした時間を取ります。

さらに毎日の搾乳。
これが一番大変で乳腺を痛めた原因にもなりました。
私のやり方が悪くて、最初は1時間かかっても少ししか搾れなくて、搾乳量が増えないから短時間しか預けられなくて、息子も園であまり食べず、よく泣いていて、やっと搾った冷凍母乳も拒否して飲まずに無駄にしてしまう期間が1ヶ月近くも続きました。

「私はお腹をすかせた息子を泣かせて、自分がヘトヘトになって何のために保育園に預けているの?」
と泣きそうになりました。

息子の担任の先生も、気を遣ってくださって、ミルクにしてもいいんですよと言ってくれたのですが、なんだかそこだけは譲れなくて、強がって
「搾乳量が増えなかったら短時間でお迎え構いませんから」
とか言って、ただひたすら搾乳し続けました。

そんな保育園生活に慣れるまでの時期に平行して、引っ越しのための物件探しをして、週に1〜2回は息子を園に預けて、その日は搾乳せずに不動産屋めぐりとかしていたものだから、これがまたいけなかったのです。

もともとおっぱいの出はそんなに良い方ではない私の乳腺は、頻回授乳でやっと保っていたのに、保育園に預けて授乳間隔が空いてしまった事に加えて、その日の都合で不規則に搾乳したりしなかったり・・・。
そして疲れもピークで、食事をいくら気をつけていても乳腺炎になってしまったのは当然の結果でした。


私はどうしても理想が先走って頭でっかちになってしまうところがあり、譲れないものがいっぱいあって、普段は意識していないのですが、この前、母が来た時に、家のことを手伝ってくれて、

「お前の家のことは、なんでもちょっとずつ手間がかかることばかりだね」
と言っていました。

確かにそうかもしれない。

ペットボトルを一切買わずに、お茶を煮出して水筒を持ち歩いたり、
粉石けんを使って洗濯をしていたり、
毎回玄米を精米してお米を炊いていたり、
出汁をひいて料理を作ったり
お風呂の残り水を洗濯物に利用したり、
外出時も弁当を買わずに、作って持っていったり
布ナプキンを使っていたり
冷えとり重ね履き靴下を夫と私の分を洗濯したり
電子レンジをなるべく使わずに鍋や蒸籠で温めたり
重曹やクエン酸でお掃除したり・・・

どれも、やってみたら美味しかったり気持ち良いことから好んでやっていることばかりだけど、母の指摘通り、みんなちょっとずつ手間と時間のかかることで、市販品で早く便利にできることってたくさんある。


そんな私のちょっと手間のかかる生活のベースに、どかんと育児が乗っかって、毎日疲れ果てて、家の中に洋服や物が散乱したまま、息子を寝かしつけて深夜の夫の帰宅まで一緒に寝ちゃうのもよくあること。

こうして振り返ってみると体調を崩して当然だなぁと思えてくる。


理想の生活・理想の育児。
それを追求するのも素敵だけど、体調を崩したら元も子もない。
本末転倒にならないように気をつけないと・・・。
私はもう少し自分のできる許容量と現実を直視しなくてはならない。
それを息子と私の体が教えてくれました。


そんな話を母乳をケアしてくれた院長さんに伝えたら
「妊娠中もそうだったけど、とことんやって、ぶつかって、ちゃんと気付くのがあなたのいいところよ」
と言ってくれました。

思い返せば、出産前にインターネットでさんざん調べものや買い物をして頭でっかちなっていた私は、院長先生にガツンと叱られて、
「お産は本能でするもの!パソコンはもう禁止!!!」
と、パソコン禁止令を言い渡されたのも、今となっては良い思い出です。

母乳ケアのお陰で、体調は戻ってきたし、息子も園に慣れて最近は
別れ際に泣かずに、笑ってバイバイしてくれるようになりました。
保育園のお陰で発達も著しいし、息子がいつも園で笑っているのが嬉しい。
ようやく本来の目的だったホメオパシーの勉強も再開できそうです。

でもどんなに慣れてもやっぱり送迎の距離は変わらない。
引っ越しまでの期限付き保育園でいい勉強になりました。
次回の保育園は近いのをまずは優先しなくては(笑)。

保育園だって子育てだって、良いことほど手間がかかる。
でも多少は適当でも、子どもって適応能力があり強いなぁと、最近つくづく感じる。
自分である程度は妥協しながら、大事な部分を守り、家族が仲良く気持ちよく過ごせる生活を模索していきたいです。


今日も読んでくださってありがとうございます。
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posted by sako at 02:11| Comment(8) | TrackBack(0) | 徒然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乳腺炎大変だったんですね。
でも、病気になったからこそ気付く事も多々ありますよね。

理想の生活、育児と現実、私もどうしても上手くいかない事たくさんあります。
でも、一番大事なのは自分が楽しい事ですものね〜
私の育児のモットーが「私(母)が楽しければ子も楽しい」なので
とりあえず、多少手抜きしつつ楽しんでます。

sakoさんも無理なさらずに、頑張り過ぎないように頑張りましょうね〜
Posted by 能海 寛 at 2010年06月22日 20:08
sako さん、素敵なブログ、いつも楽しみに読ませてもらっています。体調を崩して大変だったんですね。よくなってきたようでよかったです!

今回の記事、とても共感できました。
私も1年前に娘が生まれてからは、自分の理想に向かってまっしぐら。一時は譲れないことだらけになってしまっていたように思います。

そんな風に、ある意味偏ってしまっていた私をいい意味で引き戻してくれたのは、娘を保育園に預けることだったように思います。今週に数回娘を預けている保育園は、残念ながらsako さんの息子さんが通っているような自然育児系の素敵な保育園ではありません。最初は、自分の理想とは違う環境で娘が過ごすことにとても抵抗があり、預け始める前は何度も、多少遠くても別の保育園にお願いしようかと迷いました。

でも、預け始めてみて分かったのは、子どもは思っているよりも逞しく、うまく適応するものだということ。そして、親である私が、いかに理想と現実の間で最善と思える妥協点を探せるかが、家族みんなが変な無理をせず、幸せに暮らしていくことにつながること。

sako さんの言うとおり、大事なのは、家族みんなが笑顔で気持ちよく日々過ごせることですもんね。私も、一度、理想に向かって偏ったことで、自分が大事にしたいこと、大切にしたいことが何か、本当に譲れないところはどこか、の優先順位が明確になったような気がします。これからも、色々と迷ったり葛藤したりする場面が出てくるのでしょうが、大切にしたいところを守りつつ、いいバランス(落としどころ)を模索していきたいと、sako さんのブログを読んで改めて思いました。

お引越しの準備やホメオパシーの勉強など、忙しい日々が続くようですが、くれぐれも無理のないようにしてくださいね!
Posted by かちゃ at 2010年06月22日 20:32
お疲れ様でした〜〜。ちょっとずつ手がかかる・・ってわかります。我が家もずばりそうだからです。私も自分の決めた家事のルール!?はなかなか譲れずにいます。でも、家事って生きていく基本になるような部分だから、忙しくあれこれやって、(現代では)ちょうどよいくらいと思うことも多くあります。確かに世の中に便利なものはあふれかえっていて、手を抜こうと思えば、いくらでも手を抜ける気がします。自分にとってここはいっか・・と妥協できる点を見つけることが、このタイプの人間の成長なのかな〜?なんて思っています。うちは、じきに3人目が生まれるので、子どもの数が増えるにしたがい、できないことも多くなってきていますが、譲れない部分は、時間のやりくりなどをさらに磨き、自分の納得できる家事方法を探しています。自分の時間とかほとんどありませんが、不思議と不満もなく、そんなキチキチ生活を楽しんでいます。
自分の体調を見ながらの育児・家事は調整具合がけっこう楽しいですよ。体の声に敏感になったり・・などというのも、私は育児を始めてからますますその重要さを再確認したり・・。(頼れる身内はゼロなので)
しばらくは、育児で忙しいと思うので、この辛い体調不良期も良い経験として生かせるといいですね。
それにしても、育児中の体調不良は本当にきつい!!お疲れ様でした。
Posted by もよ at 2010年06月22日 20:56
はじめまして☆
ホメオパシーに惹かれてこちらのブログに遊びにきました^^

私も自然な生き方&生活に憧れて実践するあまり、自分で自分を苦しめてしまっていることがよくあります(笑)
こういう時って、周りから言われて気づくことが多々あります。

ブログ拝見して、あまりに似ている部分があったのでコメントしちゃいました^^

結婚はまだですが、自然出産や自然育児にもとても興味があり、今からネットや本で知識がいっぱいな私ですが、気楽にやってきますね♪

これからもホメオパシー楽しく取り入れていきたいですね!

よろしくお願いします☆
Posted by solala at 2010年06月22日 22:05
いつも楽しく拝見してます。
今回の内容、まるで自分のことのように読ませていただきました。
私も同じように、少し手間のかかる生活をしているので、
正直あまり人に頼れなかったりするんです。
私も保育園では絶対母乳冷凍!って思ってたけど、結局挫折。。。
離乳食や大人の食事も市販のものは使わない!って決めたたけど、
友人に絶対そうだと思ったと指摘され、
たまには適当にするのもありかなって思ってきました。
挫折するとすごく自分が許せなかったりするんですよね、
だから最近意識的にゆるーく考えるようにしてます。

sakoさんも無理しないで、時々ゆるーくなってくださいね♪

p.s.院長に怒られていたとは(^^)
Posted by ちまき at 2010年06月23日 12:42
能海寛さん
励ましのメッセージありがとうございます。
「母が楽しければ子も楽しい」っていいですね!
確かに私がつまらなさそうにしていたら子どもに伝わりますよね。無理しすぎないように、楽しく頑張りたいと思います!


かちゃさん
初コメントありがとうございます♪
娘さん、しっかり保育園に適応して、かちゃさんもいろいろな気づきがあったのですね。本当、子どもって逞しいですよね。
息子は私の理想なんか「知ったこっちゃない」といった感じで、いい意味でいろんなことを裏切ってくれて・・・私も日々「なんで!?」と思いつつ、思ってもいなかったことに気付かされたり、前向きに楽しんでいるところです(笑)。
私ももう少し、かちゃさんみたいに優先順位を明確化していかななくては、と思いました。
なかなか更新できないブログですが、また是非遊びにいらしてくださいね(^^)


もよさん
いつもコメントありがとうございます。
もよさんのコメントの
「家事って生きていく基本になるような部分」という言葉にハッとしました。
そうですよね、譲れない部分も大切ですよね。
現代は、家事や育児を軽減してママに楽をさせてあげましょうという風潮が強く、家事などがマイナスにとらわれがちですよね。でも家事は、もよさんのおっしゃるとおり生きていく基本になるものなので、時間をやりくりして優先順位をつけながら、楽しくやっていきたいなぁと思いました。
3人目のお子さんもうすぐとのこと。毎日忙しいかと思いますが、くれぐれもお体を大切にしてくださいね。


solalaさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
solalaさんは今から、いろいろ育児に興味持たれて、素晴らしいですね!
私の結婚前は何も考えていなくて、結婚してから夫の健康を気遣うようになり、ホメオパシーの勉強や今の生活にたどり着きました。
今後もぜひ遊びにいらしてくださいね♪


ちまきさん
そうですよね。私も母がたまに来てくれても、ちょっとずつ手間がかかるので、頼れない部分が多いのです。
冷凍母乳は本当にしんどいですよね。私も普段できていることができなかったりすると自分が許せなかったり、ちょっと罪悪感を感じたりします。
ちなみに、娘さんの具合は大丈夫したか?お互い無理せずゆる〜く頑張りましょうね!
Posted by sako at 2010年06月24日 06:53
sakoさん、こんにちは!
今回の、とっても考えさせられる内容に、感想をいろいろお伝えしたくなってしまって、時間が経ってしまいました。。
たいへんだったんですねぇ。

私も、とりあえずアップアップしてしまって溺れかけてから、気づきが訪れる、というタイプなので、sakoさんの今回の内容、ずうずうしくも、自分に重ねてしまいました。
お母様のひとことも、私も同じようなことを母に言われました。
そうなんですよね、まずは理想ありき、で、あとは自分が頑張ればなんとでもなるって張り切るんですけど、やっぱり体力にも時間にも限りがあって、、。子育てはその中でも、自分が頑張ればどうにかなるってわけでもなく、落ち込むことや苛立ちがあっても、子供が悪いわけじゃないし、結局自分を責めてしまうことになったり。

前にも同じようなことを言いましたが、今回も、
sakoさんのブログを読んで、私だけじゃないんだ、って励まされた人がたくさんいらっしゃると思います。

私も、今まで体重が増えない、母乳を飲めてないのでは、ということばっかり考えて、家事や生活が後回しになってしまっていましたが、そろそろゆとりを持って、バランスをとっていけたらなと思いました。
(前回、体重のことも、励ましていただいてありがとうございます。まわりにはいろいろ言われたり比べられたりですが、信念をもって娘のゆっくりペースの成長を見守っていきたいと思います)
お身体休めつつ、送り迎えがんばってくださいね。
またお邪魔させていただきます。

Posted by kinu at 2010年06月26日 15:03
kinuさん
こんにちは。お返事が遅くなってしまってごめんなさい。

理想があっても現実には体力的に難しかったりして、しんどくなる時ってありますよね。

kinuさんも同じような思いを抱えていらっしゃったとのことで、コメントを読みながら私も励まされました。

でも、最近思うのは、私の理想なんてつゆ知らずで息子は逞しく育っているということ。
大事にしたい芯がぶれなければ、まぁいいかなと最近はかなり家事もズボラになってきています(笑)。

お互い無理をしすぎないように、いつも子どもに笑顔を向けられるようにしたいですね。
また是非遊びにいらしてくださいね。
Posted by sako at 2010年06月27日 16:46
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